赤い黒豹の呑んだくれ日記

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第138話 非常事態

 最初に。この度の震災で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

 そのとき私は、4月の勤務について後輩と電話で話していた。話が終わりかけた頃に揺れに気づいたが、いつも通りに収まるのを待っていた。ところが予想以上に揺れは長く続き、しかも徐々に大きくなっていった。窓の外を見ると飛行機が揺れ、周りにいた整備員もパイロットも、何が起こっているのかという表情。さすがにコレはまずいと思って外に出た。揺れが収まり、部屋に戻ると、飲みかけにしてあったコーヒーが、カップから少しこぼれていた。しばらくすると「全員出勤」の指示が出た。


 笠間市役所で働く妻と連絡をとろうとするが、携帯電話は回線が混雑してつながらない。幸いメールは生きているようなので、妻と両親、弟に安否確認のメールを送ると、しばらくして両親から無事であることを伝えるメールが、その後妻からは、電車が止まっているはずなのに、なぜか帰宅したとのメールが届いた。電話が繋がって判ったことだが、所要のためにクルマで石岡まで来る人がいて、同乗して帰ってきたらしい。

 アパートの方は地震の振動で鍵が外れ、すべての窓が全開になっていたこと、洗面所のコップと作りかけのヨーグルトの瓶が落ちて割れたことぐらいで、心配した食器棚や結婚記念の額縁、去年買ったばかりのテレビ、暮れの沖縄旅行で買ってきた泡盛のカメ(しかも未開封!)などは無事とのことだった。さすがに電気、ガス、水道は止まってしまったようだ。

 その後は予想通り、何度も余震の起こる先の見えない状態で、全員職場に泊まることになった。翌日からは夜9時ぐらいに帰宅できるようになったが、いつ職場に拘束されるか分からないため、替えの下着は確保した上で出勤することにした。通常のフライトはできないため、仕事といえば定期整備ばかりで、一部の人間を除いては基本的に職場に待機している状態が、いまだに続いている。


 アパートに戻るとひと通りのライフラインは復旧していた(水道だけはしばらく断続的に断水していた)が、自宅の周りや通勤経路には、ブロック塀が崩れた家や、屋根瓦が落ちてブルーシートがかかった家が何件もある。アパートや、隣にあるショッピングセンターの駐車場にはヒビがいくつも入っている。靴屋の天井は一部抜け落ちていたし、裏の焼き鳥屋の前の道は、地盤沈下で崩れて通れないため、カラーコーンが立っていた(後に修復され、現在は通行できる)。周囲の状態を見たり、職場の人たちの話を聞くと、ほとんど無傷だったのはラッキーだったと思う。

 

ニュースやインターネットで盛んに言われている「ガソリン難民」だが、基本的に車がないと動けない「クルマ依存社会」である茨城では、いまガソリンを入手するのはかなり困難で、それはここ石岡も変わらない。15日の出勤前に並んだときは、あと5台というところまで来て売り切れた。二日後に店を変えてリベンジしたが、朝5時半から6時間ほど待って、入れられたのは20lほど(¥3000の給油制限をしているため)。わずか9往復分では通勤以外の用途で無駄使いするわけにもいかない(もっとも地震から1週間が過ぎて態勢がある程度確立されたので、この週末は「出勤者以外は自宅待機」となっているのだが)。


 同じくTVなどで散々言われていることだが、このような非常事態になり、日ごろどれだけエネルギーに依存しているかを実感する。特に電気が止まると照明はもちろん、テレビやインターネットで情報を得ることができず、エアコンで暖を取ることができない。ガソリンスタンドのポンプも電気で動いているから、給油ができない。燃料の給油ができないと仕事に行けない、重機が動かないから地盤が崩れて動かなくなった電車の線路を直せない、被災地の復興ができない等、挙げればキリがない。

 震災から10日ほど経って普通の生活が戻ってきつつあるが、この際だから今までの生活を見なおしてみるといいかも知れない。とりあえず、トイレを風呂の残り湯で流すことから始めてみよう。





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与太話 | comments(4) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

こっちは所々屋根の瓦が崩落している家や道路にヒビが入ったトコがあるけど何とか大丈夫かな?

スタンドは未だに長蛇の列が出来てるからガソリンは大丈夫だけど灯油が心許ないけど何とか節約して持ちこたえてみせますよ?

スペイシー | 2011/03/21 7:58 PM
毎日テレビでは災害情報を流しています。
どうやら私はテレビを見ると目から水が流れてしまう人間になってしまったみたいで、あまり報道番組を見ないようにしています。
近所では液状化現象で道路が泥ですごい事になったり、断水で12kgの水をリュックに背負い運んだりしていました。

ライフラインとはホントに命をつなくためのラインなのだと感じました。

イロイロ考えてしまう期間に感じました。

パソコンでは文字化けしてしまうので、スマートフォンから入力してましたが入力がうまくいかないのでこれにて失礼
( ´Д`)
がう | 2011/03/22 1:50 PM
>スペイシーさん
キミのようなタイプは、
大ケガさえしていなければ、それ以上の心配は要らないなぁ。
非常時こそたくましく生きていきそうだよ。

>がうさん
こういう非常時には、
日ごろいかに便利さに依存しているか、身を持って実感しますよね。
地元の方々は大丈夫でしたか?
赤い黒豹 | 2011/03/24 8:49 PM
わお☆
文字化けしてません^^
また来ます♪
Goooya | 2011/04/27 1:50 PM
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